7月30日に公開された、BIGBANGのテソンのHMVインタビューの記事と画像です^^
言わずと知れたBIGBANGのメンバーの一人であり、2013年2月には1stアルバム 『D'scover』 でソロ・アーティストとしてもデビューを果たしたD-LITE。
ロングランとなった初の全国ソロ・ツアーを経てネクストレベルへと向かう彼と、これまでの日本での活動を振り返りつつ、ニュー・シングル 『I LOVE YOU』 のエピソードなども伺いました。
人懐っこい笑顔の奥に秘められた勤勉さと情熱。インタビューを通して、一人のヴォーカリストとしての彼が “音楽” というものに対してどれほど真摯で誠実かが伝わってきます。
-- 笑顔が素敵なD-LITEさんですが、怒ることもあるんでしょうか。
いきなりその質問 (笑)
もちろんありますよ、人間ですから。特に音楽の仕事の時は怒ることもあります。
-- それは一生懸命やっていればこそでしょうね。怒っても表に出さないタイプですか?
(マネージャー氏に向かって) どうですか?
マネージャー: 大声で怒鳴ったりすることもないですし、基本的にはあまり怒らないです。でも、例えばコンサートの現場などで予め準備されているはずのことができていなかったりすると 「準備できないならもっと早く言って欲しい」 とか、そういう言うべきことは言いますね。
-- 初のソロ・ツアー「D-LITE D'scover Tour 2013 in Japan ~DLive~」 (2013年3~6月、全国20ヶ所26公演) は追加公演も含めロングランとなりましたが、全日程を終えて気持ちの面での変化はありましたか。
これは説明するのがちょっと難しいんですが・・・。例えば、毎日毎日歌い続けていても、途中で2~3日休んでしまうと歌っている時の気持ちや感覚を忘れてしまったりしますよね。元に戻っちゃうというか、流れが切れてしまう感じが以前はありました。でも今回ソロ・ツアーをやってみて、途中で休み (歌わない期間) が入っても気持ちは維持していかなければいけないんだなと実感しましたし、ツアーを通してそういうことにも慣れてきました。
-- BIGBANGのコンサートとD-LITEさんのソロ・コンサートでは、会場のみなさんの雰囲気がちょっと違いますよね。
おぉ。違いますか (笑) ?!
-- BIGBANGの場合はすごく気合を入れて行く感じで、D-LITEさんのコンサートは気負わず楽しめるというか、温かくてほっこりしたムードがあるように感じました。
あぁー、そうですね。ファンのみなさんは僕にとっては家族みたいな感じです。
-- 日本でリリースしたソロ・アルバム 『D'scover』 について、BIGBANGのメンバーのみなさんからはどんな感想をもらいましたか。
特にないです。本当にない (笑) 。男同士だからかもしれないですが、あらたまってそういう話はしないですね。もちろんアルバムも聴いてくれていますしライブにも来てくれますが、その時も 「おつかれ」 「韓国で会おう」 それだけ (笑)
-- 多くを語らなくても伝わる関係っていいですね。
はい。本当にそれだけですが、その一言だけでも伝わります。僕たちは2006年に韓国でデビューして以来もう7年一緒にいるので、特に言わなくてもいつもお互いを応援してるし、言わなくても見ていてくれます。
で、その感想を 「おつかれ」 で表現する (笑)
-- (笑) 。 その 『D'scover』 を聴いてみると、BIGBANGとはちょっと異なる音楽、例えばロックやバンドもの、アコースティックな音楽なんかもお好きなのかなという印象を受けます。普段はどんな音楽を好んで聴いていますか。
なんでも聴きます!音楽はでっかい海みたいなものだと思っていて、そこにはいろんな魚がいます。ジャンルも、言葉も関係ない。
もともと僕が歌手になりたいと思ったきっかけはマックスウェル (Maxwell) などのR&Bでしたが、今はとりあえず全部聴いてみます。どんな音楽でも、自分にとっては絶対に勉強になるから。
HMVインタビュー D-LITE の「V」
-- 7月31日に発売される1stシングル 『I LOVE YOU』についてお伺いします。
この曲を作った尾崎豊さんは伝説的な存在であり、日本はもちろん韓国でもカヴァーされている有名な曲です。いわゆる“名曲”を歌うということについてですが・・・
もう、超不安です。
-- プレッシャーを感じますか?
とにかく不安が一番大きかったですね。日本の曲だけど、僕は日本人じゃないですし。韓国でもPosition先輩がカヴァーして大ヒットした超有名曲で、以前から僕も好きな曲でした。たくさんの人がカヴァーしている上に僕が・・・というのはやっぱり不安でした。
実はもともとカヴァー・ソングを聴くのがあまり好きじゃなかったんです。誰にとっても原曲の思い出が一番大きいですし最高のものですから、僕がどんなに上手く歌ったところでそれは表現できない。アルバム 『D'scover』 、そしてシングル 『I LOVE YOU』 と続けて制作する上で最も配慮したのはそこですね。オリジナル曲が持っている雰囲気やそれぞれが持っている思い出、そういうものを壊さないようにしながら、どれだけ自然に自分の考えや色を入れていくか。それが一番気を付けたことであり、一番大きな心配事でもありました。
今回の 『I LOVE YOU』 では、1コーラス目は原曲の雰囲気に近い感じで、そして2コーラス目からはちょっと僕の色を入れてみたいなと思いながら作業しました。
-- 歌詞の世界をどう思われましたか。
この詞の内容が本当に好きです。僕なりの解釈をして、強調して歌ってみたいと思う部分は強めに歌おうと。
-- 前向きなメッセージが込められているわけでもなく、詞に描かれている未来も決して明るくない感じがしますね。
そうですね。先ほどお話しした韓国のPositionさんのヴァージョンは原曲よりもう少し美しい歌詞なんですが、今回日本語で歌うにあたって原曲を聴いてみて “世界中から反対される二人の恋“ というところにとても惹かれました。二人のその勇気、恐れを知らない心、強さ、そういう部分をもっと強調して歌いたいと思いながら、プロデューサーの亀田 (誠治) さんと一緒に作っていきました。
-- アルバムに引き続き亀田誠治さんですね。そして、今回はヴァイオリニストの葉加瀬太郎さんとの共演です。葉加瀬さんにはどんな印象を受けましたか。
世界的ヴァイオリニストということで厳しくて気難しそうなイメージを持っていましたが、実際お会いしてみるとすごく明るくて、とても優しい方です。僕のツアーでドラムを叩いてくれていた村石 (雅行) 先生が共通の知り合いで、村石先生の話をしながら自然にいい雰囲気ができてきて。葉加瀬さんの録音は3回くらいですぐ終わりました。
-- 葉加瀬さん、すごい集中力ですね。
はい。そして葉加瀬さんのヴァイオリンは本当にすごいです!僕はレコーディングの時はいつもオケの楽器の音色をよく聴いて、そのエネルギーを感じながら歌入れをします。葉加瀬さんのヴァイオリンは、音を聴いた瞬間に曲のイメージや世界観がはっきり見えてきて、そのおかげで僕もいつもよりも短い時間で歌を録り終えました。
-- お話を伺ってみると、D-LITEさんのフル・ヴァージョンを聴くのがだんだん楽しみになってきます。
えっ。そんなに良くないですよー (笑)
-- ここまで来てそんなこと言わないで下さい (笑)
では最後に、ソロアーティストとしての今後の夢を教えてください。
僕の方からファンのみなさんに何かを見せるだけではなくて、一緒に話しましょう、共感しましょう、一緒に思い出を作っていきましょう、ソロ活動の時はいつもそんな気持ちでやっています。
僕も完璧な人間ではないし、まだ足りないところもいっぱいあります。それを隠すことなく全部見せた上で僕を理解してくれたり、僕の声や音楽、スタイルを好きになってくれる人がいるならば、その人たちとずっと一緒に歩いていきたい。それが僕の夢です。
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